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小松英海先生講演会

日時:2016 年 10 月 7 日(金)17:00-18:00
場所:九州大学大橋キャンパス 4 号館 1 階 411 教室
講演題目:動くものの知覚
講師:小松英海(慶應義塾大学自然科学研究教育センター共同研究員)
企画・司会者:妹尾武治(九州大学・九州大学応用知覚科学研究センター)
後援:九州大学応用知覚科学研究センター

講演要旨
 私たちの知覚の常態は運動状態である。静止事態がむしろ例外である。動きの中に私たちは様々な事柄を見出す。本講演では,幾つかの運動知覚現象のデモンストレーションを行い,それを素材に豊穣な我々の知覚世界を考えてみたい。

講師来歴
 1968年4月,奈良県生まれ。2002年に慶應義塾大学社会学研究科において博士(心理学)を取得。(財)労働科学研究所特別研究員/(財)長寿科学振興財団リサーチレジデントを経て,現在,慶應義塾大学自然科学研究教育センター共同研究員及び商学部非常勤講師。

これまでの研究の概要
 主として運動対象間のまとまり及び関係の知覚についての研究を行ってきた。これまで,単なる幾何学図形の動きの中に,生き物らしさ,自発性,何ものかに働きかけようとする意図,そして感情関係が知覚されることを実験現象学的アプローチから示してきた。また,触運動知覚による対象同定の探索的な過程について検討を行って来た。近年は皮膚感覚による自己運動知覚についての一連の研究を行っている。

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